富士山麓の食の新たな発信

富士山麓エリアを食の消費地としてPRし、地域ブランディングを実践・研究していく団体「一般社団法人地消地産推進協議会」が4月1日に発足しました。5日(火)富士高砂酒造にて盛大な記念式典が開催されました。

 

地元の商工業者・生産者など80団体で構成されています。富士宮の食を扱うじねん坊としてもこの取り組みに共感し大きな可能性を感じ、加盟致しました。

 

「地産他消」から「地消地産」へ。

 

これまでは地域ブランドを産み出すことに着眼点が置かれ、さまざまな取り組みがなされてきました。富士宮やきそばはもちろん、ニジマス、畜産品、乳製品など多くのブランドが存在しますが、富士宮やきそばの成功例に追随するものは出てきていません。

 

その違いは「生産地で消費する」という点を主軸に置いているかどうかです。

 

地元で生産されたものが地元で消費される。それは、現在の大量生産・グローバル社会において見直さなければいけない大切なことなのかもしれません。

 

今後はバーベキューなど、イベントを開催しながら富士山麓の食を全国に発信していくわけですが、そんな動きの中で食文化だけでなく、観光業や工芸品など、他の分野に波及していくことが期待できそうです。